百姓一揆をする |
はじめまして。
この度、東北ウーマンに加入させていただくことになりました 髙橋 晴人(たかはし はると)と申します。
趣味は、目の前の人の素敵なところを発見することです。
みんなからは「百姓一揆」と呼ばれています。
「百姓〜!」とか「いっきはさ〜」とか、そんな感じです。
あとから、なぜ百姓一揆なのかは言及しますから待っててください。
あと最近、急に暑くなったなあと思ってエアコンを起動させましたところ、心地よい気分にはなりましたが、停止させるのを3日程忘れており愕然としました。けっこう、そういった類の人間となってます。
◎何もねーからって、それ本気で言ってんの?
私は山形県の海側、庄内平野に生まれ、田んぼの中にぽつんとある集落で育ちました。
平野という地形から「何をやっても良いのだ」というマインドを育みながら 「どこにいても1人だ」という孤独感を感じながら青い時を過ごしたものです。
ここで過ごした時間に退屈したことはなかったし、たくさんの面白い大人に囲まれていました。
しかし、過疎地域によくある問答として
旅人「この辺でいいところはありますか?」 地元民「こらへんは何もねーがらの…」
みたいなコピペがあるのですが、このとびきり最悪なお決まりジョークに出くわすたびに、私はブチギレそうになります!
「コラーーーー!!!」
「なんで!!!」
「つまんねーなら!!!」
「おもしろくしようとしないんじゃい!!!!!」
…ブチギレちゃった。失礼、ちょっと呼吸を整えますね。
こんなにブチギレるのには理由があって。
庄内はやっぱおもしろいなあ、すげえなあと思って生きている自分にとって、郷土の否定(それも内々から)をされるのは、自分の存在を否定されるのと同じくらい悔しいことだったんです。
ならば、地元の面白さを自分なりに発見してやろうじゃないの...という気持ちを持続させていたら東北ウーマンに入ることになってました。面白い。
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◎百姓一揆って?
前述のとおり悔しかった私は、高校生時代から地域の企画だったりを自分なりに考えていました。
そのなかには何個か実現したものもあったけれど、思ったような結果にならずちょっと腐っていたりして。
そんな中、お盆のお墓参りに行った際に不思議なものを見つけました。
お寺の奥には、先祖の名前が彫られている金ぴかの板がたくさん並んでいます。ですが、うちの板だけなぜか黒く塗りつぶされていました。
祖父に聞いてみると、どうやらうちの先祖は百姓一揆の首謀者だったらしく、見せしめのような形で黒塗りになっているのだとか。
それを聞いて、今流れている血脈に誇りを感じました。
おかしいぞと思ったことに声を上げてそのことをみんなに納得してもらい、共同体の総意として問題を提起する。
自分が目指すのはこういった仕組みだろうなあと思い、何の活動をするにしてもこれからは「百姓一揆」でいこうと決めたのでした。大学に入学してからはずっと百姓一揆と名乗っています(みなさんに憶えてもらえて何より...)。
大学2年生になり、入学時に感じていた焦りもほどほどに抜けてきました。
これからも身の回りにいてくれるチャーミングな人たちの日常に潜む愛しい差異を発見し続けて、自然と一揆になっていったら最高です。
この文章を読んでくださっているあなたのチャームも見つけに行きますから、ちょっと待っててくださいね~。 |
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