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■ 東北ウーマンインタビュー


山形の農業、女性のために活動~Action Trumps Everything

 

山形の農業、女性のために活動~Action Trumps Everything
果樹農家/まるつね果樹園 Yamagata goodies代表 

結城こずえさんインタビュー

 

英会話スクールでのお仕事から転職されて現在は、天童市の果樹農家である結城こずえさん。現在は農作業の傍ら、農業の魅力や女性農業者のエンパワメントに向けての活動について等、広く伝える活動を行っています。様々な挑戦をしている果樹農家の結城さんに女性農家として働くお話、山形の農業についてなどをお伺いしました。

 

様々な経験を経て果樹農家に

 

五百川 ) 農家に転職されてから、商品開発や地元の若者に向けての講演会、女性農家を代表してスピーチを行うなど様々な場面で活躍されていると思いますが、今のような活動に至る経緯について教えて頂きたいです。

 

結城 )農業に転職してからまる5年経つのですが、元々英語が好きで、英語に携わった仕事がしたいと思っていました。それが叶ってずっと正社員として働いていました。しかし、結婚して家庭と仕事の両立がなかなかうまくいかないときや通院とかで今でいう「ワークライフバランス」で悩んだときがありました。そこで両親がやっている果樹園を継げば、私が家にいればみんなまるく収まるのではないか、家庭もみんなハッピーなのではないかな…と思って転職しました。

 

五百川 )そうなんですね。

 

結城 )自分が好きな仕事を辞めて転職したんですけど、私がやっていることは、周りの農家さんと同じように作物を育てたり、6次化の商品開発を行ったり、特段変わったことはありません。ただ、「たまたま英語に携わる仕事をしていた、英語で表現できる」ということで、農家の想いや考えを国連で発表するという機会を2018年にさせていただきました。何か特別なことをしてお声がかかったということではないと考えています。今、就農してまだ5年しか経っていないので新しい仕事しても何でもそうですけど、プロフェッショナルになる、父と母のようになるには何年もかかると…。職業的にはまだ幼稚園生ぐらいですね…(笑)。だからこそ新しいことへのチャレンジや取り組み、技術習得などを積極的に勉強しているところです。

 

五百川 )農家として働くと決心したときに恐怖や不安などはありませんでしたか。

 

結城 )不安はありました。やっぱり実家が農家とはいえ、農業をずっとしてきたわけではないので40歳近くになって農家となり、生計を立てていくことが「自分で本当にできるのだろうか?」という将来に対する不安はありました。でも、山形県には様々なサポートがあるんですよ。山形県の農業技術普及課や農業支援センターという機関もありますし。 もちろん両親もずっと農家なので、本当にひとりぼっちいうところから始めるわけではなかったので、もう決めたら「えい!」と始めるって感じで…(笑)。すっきり転職をしました。(笑)

 

 

農家として働くうえで

 

五百川 )仕事をするうえで、大切にしていることや思いはありますか。

 

結城 )人と情報はとても大事だと思います。農家は家と畑の行ったり来たりになりがちなんですよ。畑に行き、家事して事務作業をしてあっという間に一日が終わります。情報は仕事の質をよりよくするためにも大切ですし、経営力の向上につながる大事な要素です。インターネットで検索したり自分で調べるということはもちろんできると思いますが、実際に人と会って話を聞いたり、技術を見たり、自分で得た情報以外の様々な情報に触れることで世界が広がります。そのうえで、自分が農業経営を行う上でベストは何か?より良い選択ができると思っています。 異業種の話を聞く機会を持つなど、何かしら能動的に動くことを大事にしています。

 

五百川 )人と情報が大事とおしゃっていましたが、今までの出会いで凄かったな、経験になったなと感じる出会いはありましたか?

 

結城 )農業を初めてから農水省の「農業女子プロジェクト」という全国のネットワークを知りました。私は女性農家の知り合いが全くいなくて、同世代の人とも知り合いたいと思い、申し込みました。コロナが無かった時期は様々な集まりがあり、「海外輸出プロジェクト」にも参加させていただきました。全国20人ぐらいで自分が育てた農産加工品を香港で販売をするというプロジェクトです。私は農家を始めたばかりでしたが、参加していた女性たちは、自分がいいなって思ったこと、あったらいいのではないかというものをスピード感を持って商品化し、どんどん行動に移している人達だったんです。自分の力で未来を切り開いていく彼女達を目の当たりにしたときに、刺激を受けて私も一歩踏み出さなきゃと強く思い、今に至りますね。

 

五百川 )仕事のやりがいを感じるときはいつですか?

 

結城 )凄くいい作物が出来たときとお客様からの声を頂いた時の2つですかね。 果物って愛着が湧くというか、1年間育てて収穫は1回しかないじゃないですか。それで、うちは8割方直接お客様に届くので、ダイレクトにお客様の声が届きます。やっぱりそういうのが1番嬉しいですね。

 

五百川 )そうなんですね。

 

 

地元山形に帰ってきて

 

五百川 )次に地元山形についてお聞きしたいと思います。結城さんが考える地元山形の良さってなんだと思いますか?

 

結城 )程よく田舎なところかな…。 昔は、その田舎ということが好きではなく、嫌だから出てきたいと思っていました。(笑) 今はやっぱり自然があって、都市へのアクセスもそんなに困らないし、四季も感じることができるし、私はこっちの方が合ってるなと思っています。 あとは、四季折々の食べ物を楽しめるところだったりとかですかね。

 

五百川 )県外から地元に戻ってきたときに地元山形の見方や魅力や良さなどに変化はたりましたか?

 

結城 )ありました!県外に住んでいたころは、忙しくて時短料理とかばかり作っていましたが、 今は忙しい中でも梅干しを作ったり、味噌を作ったり、食に対しての考えは変わりましたね。そういうことに前は一切興味もなかったのですが…。 農家になって、食に一番近い存在になってから食べ物に関してより注目するようになりました。「食べることは生きること」と言われますが、「生きることは食べること」でもあると。食べたもので体はできているのだから、食にこだわることは自分や家族を大切にするということにも気づきました。そして、今だと山菜等、その時期に一番美味しい食べ物を食卓に出すことができたりします。それはとても贅沢なことだとも感じています。

 

五百川 )ちなみになんですけど、山形の好きな食べ物はなんですか??

 

結城 )あ、蕎麦好きです(笑) 冷たい肉そばとか?(笑)

 

五百川 )そうなんですね!美味しいですよね!

 

結城 )どこのお蕎麦がおすすめとかありますか? 大石田の「清水柳(すずやなぎ)」がおすすめです。 大石田のそばの在来種「来迎寺在来」を栽培から手掛けている農家さんのお店で、その味を守りたいと、今年6月に念願かなってオープンしました。地元産そば粉100%の手打ちそば、ぜひ召し上がってみてください!

 

五百川 )大石田の…村山市の…食べ比べできる…山奥の…おそば屋さんに行ったんですけど…名前が…(笑)そうなんですね。

 

結城 )なんていうとこなんですか…??村山のそば街道??

 

五百川 )おんどりっていうおそば屋さんなんですけど…。

 

結城 )あー!聞いたことある!美味しかったですか?

 

五百川 )細い麺が美味しかったです!

 

結城 )メモっとこ!

 

五百川 )よく母とおそば屋さんに行くので教えていただいたところ今度行ってみます!

 

結城 )五百川さんもおそば好きなんですね。

 

五百川 )はい(笑)

 

 

山形の農業の現状と女性農家の働き方ついて

 

五百川 )結城さんは山形を変えていきたいとかそういった思いがおありでしたら教えて頂きたいです。

 

結城 )男性も女性も活き活きと輝く農村社会になればいいなと思っています。それは女性が男性を差し置いて前に行くとかそういうことではなくて…。家族農業って大体9割以上と圧倒的に多く、夫婦中心に農業をして経営をしているケースが多いです。農家も、ものを作れば売れる時代というのはすでに終わっていると思っていて、いかに世の中のニーズを汲み取って経営に活かすかが大事なポイントの一つだと思います。女性はコミュニケーション力をはじめ、家計を担う方も多いので消費者としての鋭い視点も持っています。女性の得意分野も経営に積極的に活かし、女性も学び力をつけていくことで、それぞれの農園の経営力アップにつながるのではないでしょうか。 その一歩として、2018年に「やまがた農業女子ネットワーク」を仲間と設立しました。まずは、孤立しがちな女性農業者の繋がりを作ること、そして交流し刺激し合いながら成長できるよう活動を進めています。

 

五百川 )ちなみになのですが、山形県の女性就業者は多くなっているんですか?

 

結城 )減っているらしい…(笑)

 

五百川 )あ?!そうなんですか?!

 

結城 )うん。最近の数字だと。(笑)山形新聞でも去年の記事で出ていたけど新規就農者は全体的には増えているのに、なぜか女性は減っているという現実。自分たちがやっていることをSNS で発信することで、なんか楽しそうだなと多くの方に思ってもらい、農業も職業選択の一つなのでは?と感じてもらえればいいなと思っています。 やっぱり、イメージが大変そうっていう…。汚かったり、重労働っていうイメージがあるから。それもあると思います…。(笑) どんな仕事でも大変なことはあると思います。体が動かすのが好きな人とか土や自然が好きな人は農業に合っていると思うし、とてもクリエイティブで楽しい仕事というような良い面ってなかなか表に出ないっていうところもあるので、そういうところも発信していきたいと思っています。

 

五百川 )色んな高校だったり、大学だったりで講演会を行ってると思うのですが、今の大学生とか高校生とかを見て感じることはありますか?

 

結城 )農家のイメージが悪すぎて農家をやりたいという人はいないということ…。 農業高校にも行かせていただきましたが、「農業やりたい」という生徒さんはほぼいませんでした。 農業に関しては凄くネガティブなイメージがありました。「大変そう、きつい、汚い」の3K…。今は5Kで「稼げない」「結婚できない」と、どんどん増えてるらしいです…。 でも、確かに体力的にきついと汚いは合ってますね。それはしょうがないけど…。(笑) いい面を知らなすぎて最初から「あー、職業としてはもう農業はいいです。」みたいな感じでした。 また、青森大学でお話をしたときは「りんご」というテーマを通して農業の未来を考える授業を行なったんです。地元にあるりんごを使ってどんなビジネスがあると良いと思うか、農業の発展のためにどんなことができるかをチームで考えすべて英語でプレゼンをするという授業でした。 その中で、こういう農業だったらいいね等、発想が豊かで私もとても勉強になりました。

 

五百川 )結城さんが考える農業のいい面とは何ですか?

 

結城 )自分で決めることができるということですね。時間の使い方を始め、何をどう作って、どのように販売をしていくのかを考えて実行する等、それって凄くクリエイティブなお仕事だと思います。また、家業だからこそ、家族の時間を大切にできるということは農業っていいなと思います。 そして、何よりお客様から「ありがとう」や「美味しかった」等、ありがたい言葉を頂けることも、直販農家としてはやりがいに繋がっています。

 

 

農家の一日について

 

五百川 )1日のタイムスケジュールを教えて頂きたいです。

 

結城 )起きるのが5時50分で、まず夫のお弁当を作ります。そのあと、朝食を作ったりして8時から9時ぐらいに納品に行って、朝食をとって、その後午前中の仕事を12時まで行います。13時半ぐらいまで休憩があって、そこから日没まで18時ぐらいまで畑仕事して、午後に配達するときもありますね。18時から19時ぐらいまでご飯作って、両親とか夫とかご飯食べる時間が違うので…。 落ち着くのが21時半ぐらいで、21時半から23時半ぐらいまではSNSの更新だったり、ネットとかパソコン関係だったりですね。 午後の仕事は畑だったり、伝票だったり、内勤のときもあるし、何か考えたりするのは大体夜の時間しかないですね。

 

五百川 )農家さんのイメージが朝から夜まで畑でずっと働いていてお忙しいイメージですが、何か息抜きの方法はありますか?

 

結城 )温泉に行きます。肘折温泉にいく…。 それはもう行ける時期に行くかな、さくらんぼの時期なんかは忙しくて行けないから。果物農家には繁忙期と閑散期があるんです。冬はもっと余裕があって、外での仕事が少ないのでパッケージをデザイナーさんと相談したり、打ち合わせしたりとか、繁忙期と閑散期によって仕事内容が変わってくる感じですね。忙しい今の時期なんかは朝から晩までみたいな感じが続いていてっていうところです。冬はちょっとゆっくり出来ます。

 

海外での経験

 

 

五百川 )なんでそんなに英語がお上手なんでしょうか?

 

結城 )海外に行かせてもらったことがきっかけです。21歳のとき、ハワイに研修生として『ダイヤモンドヘッドパパイヤ』という会社で1年間働きました。そこは主にパパイヤを扱い日本に輸出する会社なのですが、ハワイ島というところでパパイヤ関連の仕事を学んだんです。1年の研修の後その会社に就職することになりました。ハワイで学んだことを、系列会社のオーストラリアで活かしながら働くことになりました。

 

五百川 )凄いですね。

 

結城 )ほんとに行き当たりばったりです。(笑) 若い時に海外に渡り本当に良かったなと思っています。20歳の視点で行くのと40歳になってから行くのとでは受け止め方や感じ方が全然違ってくると思います。 行かせてくれた両親に感謝しています。 そこで約3年間仕事していました。留学のように英語を学んできたっていうことではなかったです。本当に必要に迫られていつも小さい辞書を持ち歩いて、ノートにビッシリ終わってから色々書いて覚えて、使って覚えたっていう感じです。こういうことを伝えなきゃいけないからどういう風に言ったらいいのだろう?!と焦りを感じながら、本当に独学で頑張りました。そういうこともあって英語もある程度喋れるようになったという経緯があります。 帰ってきてからはずっと子ども英会話教室の会社に就職して働いていました。

 

五百川 )海外で働いてたときに英語を独学で学んだとお聞きしたのですが、英語以外で学んだことはありましたか?

 

結城 )考え方ですね。行ったからこそ知れたことがあるなと思ってるのは、目の色や肌の色、宗教とか育った環境だったり、文化とか違ったりしても違いを受け入れ敬意をもったコミュニケーションを取ることが凄く大事だなっていうことです。英会話教室でも子どもたちには「真の国際人って英語しゃべれる人じゃないからね。」というような話をしていました。 あとは、ハワイやオーストラリアは農業に関しても凄く合理的でたくさんのことを学びました。 海外は従業員がたくさんいて、収穫、パッキングしてる人達がいて、責任者のスーパーバイザーがいて、作業内容を全て数字で出してとても合理的でした。また、当時は、女性が男性と同等に働いているってことに驚きました。パパイヤをパックしてる人達はほぼフィリピン人なんですけど、スーパーバイザーが女性だったんですね。私の感覚だと、工場の責任者など責任ある人はたいてい男性がほとんどだと思っていたんですけど、当時いたエミリアさんという女性の責任者は男性に「しっかりやりなさいよ」とか注意していて…。(笑) 20年前ですけど、女性も男性も同じポジションで仕事が出来るんだなって思いました。

 

五百川 )私もさらに海外に行ってみたくなりました!

 

 

商品開発について

 

五百川 )商品開発を行う中で1番大変だった商品は何ですか?

 

結城 )さくらんぼのピクルスを完成させる過程が大変でした…(笑)。収穫が少し遅くなると漬けている間に軸が取れてしまったり、塩分の割合が少しでも低いと悪くなるのが早くなったりと、ちょうど良いレシピを完成させるまでは試行錯誤の繰り返しでした。

 

五百川 )ネット販売とかのホームページを見るとドライフルーツの商品があリました。どのようにして出来上がったのでしょうか。

 

結城 )ドライフルーツは1番最初に農家を始めて作った加工品で商品化したものです。 お砂糖も何も入ってなくって、ほんとに樹の上で完熟した果物の香りや甘さ等、自然のままの味を楽しんで頂けるものが良くてドライフルーツを作りました。 今は、さらに魅力的な商品を作っていこうってことでドライフルーツとハーブティーをセットにしたフルーツハーブティーの開発をしてます。もうちょっと完成なんですけど。山形のお土産にして貰えるような方法は無いかなって思って食べるフルーツハーブティーというコンセプトで作ってるんです。だから、そのドライフルーツをカップに入れて、ハーブティー入れて…。カモミールとリンゴってとても合うので、それにお湯入れて…。ハーブティーも飲んで、一緒にドライフルーツも食べちゃうっていうティーを作ってるところです。

 

五百川 )やっぱり商品開発を行う中で何回も失敗することが多いですか?

 

結城 )多いですね。さくらんぼピクルスなんかは自分で考えて作っていたので失敗の連続。1日24時間では足りなくて…。でも、スキルが足りない農業者がゆえに、専門家にお願いするとこはお願いしてます。ハーブティーの配合はティーの専門家に配合してもらってるんですね。さくらんぼに合うティー、ラ・フランスに合うティー、一緒に実験して、テイスティングしてどれが合うかとか何グラムにするか、一緒に取り組みました。実は山形県に専門家の派遣事業っていうのがあって、とても助かってます。食品の専門家やデザイナーも派遣してくださるので、農家の商品開発の強い味方です。

 

 

今後の展望

 

五百川 )結城さんが会社でも個人的にでもやってみたいこと、挑戦してみたいことはありますか?

 

結城 )自分の住んでいる地域は耕作放棄地が増えつつあります。(耕作放棄地とは、高齢化などで使われなくなった農地のこと。)天童市の山の方なので、どんどん高齢化で農業を辞めてく人も増えてきています。果物作りは花を摘んだり、葉を摘んだりとにかく手作業が多いので、なかなか機械で効率的に行うことが難しい業種です。担い手がいなければ、土地は荒れて地域の景観も守れなくなっていきます。なので、地域が良くなるよう勉強しながら考えていきたいと思っています。そういうことを実践してる方も全国には沢山いるので、耕作放棄地を活かして何ができるか?ただ荒れていく姿を見るのはとてもじっとしていられないです。すでに離農してどんどん木を切られている光景も見えてきています。自分の農園も地域も同時によくしていければと思っています。

 

 

東北ウーマンの読者へメッセージ

 

五百川 )最後に、東北ウーマンの読者の方にメッセージをお願いします。

 

結城 ) 「Action Trumps Everything」全国にいる女性農業者達の姿からそのことを学んだことですが、 「Action Trumps Everything ~行動は全てに勝る」 という言葉をいつも心に留めています。 特に東北の女性は控えめな傾向があるように感じる一方で、心の中ではしっかりとした考え があり、熱い思いを持っている人が多いとも感じます。それは美徳である反面、非常に もったいないと思うことがあります。 自分が良いと思ったことや興味があることに対して一歩踏み出してみる。どんな小さなことでもいいからまず行動を起こしてみる。例えば誰かに聞いたり、調べたり、発言をしたり。一歩踏み出してみると新たな気づきや出会い、チャンスが広がったりします。たとえ失敗してもそこから学び成長できることに気付きました。ぜひ臆せずにともに前に向かって行動を起こしていこう!と伝えたいです。

 

五百川 )貴重なお話を本当にありがとうございます!本日はどうもありがとうございました!!

 

(撮影:佐竹美咲)

 

 
profile
結城こずえさん
 

山形県天童市生まれ

海外での仕事、英会話関連での仕事を経て、実家の果樹農家を継いだUターン経験者。

現在は、まるつね果樹園とYamagata goodiesの代表を務める。

また、農林水産省農業女子プロジェクトメンバーや

やまがた農業女子ネットワーク創設メンバーとしても活動。

 
interviewer
五百川遥


出身地:山形県山形市

趣味: 音楽、ラジオ、動画を見ること

東北の好きな所:自然が豊かなところ

モットー: なんとかなる!

ひとこと: 精一杯頑張ります!


<編集後記>

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回はコロナウイルスの影響でオンラインで取材をさせていただきました。

結城さんへの取材を通して、女性農家として働く思いや大変さ、

山形の農業の現状など農業に関することを多く聞くことができました。

また、海外での貴重な経験のお話やUターンだからこそ見える地元の良さ、

商品開発の苦労や裏話など初めて知ることや学ぶことが多い2時間でした。


取材にご協力してくださった結城こずえさん、お忙しい中本当にありがとうございました。