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佐竹 美咲 学生 東北ウーマン
東北に積もっている素敵な言葉・声を発信します! 皆さんのもとに、愛やときめきをお届けできますように。
チアフルな美咲のハートコラム グルメ・カフェ 2021-03-26
お麩と「出会い」

雪の多かった冬を乗り越え、暖かくなってきましたね。

今回のコラムは、雪がひらひらと舞う今年2月に訪れたお麩屋さんについてのレポートです!

 

お麩との出会い


私がお麩と出会ったのは、一年半前、高校3年生の時です。私の席の後ろに座る友人の実家はお麩屋さんでした。さらに、その店は、山形県東根市で名がよく知られている店であることを別の東根出身の友人から聞き、興味を持ったことがきっかけです。

東根市の麩屋「文四郎麩」さんへ初めておじゃましたのは2020年2月のこと。それから、外出を控えており、お麩とご無沙汰していた一年。ついに、最近リピートでおじゃましてきました!

 

麩屋「文四郎麩」の歴史


創業文久年間という伝統ある麩屋。山形県東根市六田地区に趣ある店が構えられています。

なぜ、この六田地区でお麩が盛んに作られているかというと、その秘密は江戸時代の頃まで遡ります。

 

・扇状地の地形により、豊富でおいしい湧水に恵まれたこと

小麦の栽培地としても適していたこと

・さらに、六田地区には羽州街道が通り、紅花や葉煙草などを運ぶ交通の要所であったために

六田宿として栄えていたこと

 

これら3点が揃ったことで、麩が製造されるようになりました。

 

麸の原料は、グルテンと小麦粉と水です。文四郎麩は他の地域で作られるお麩に比べてグルテンが多く含まれています。そのおかげで、ふっくら、軽やかな焼き上がりと煮くずれしにくく、つるりとした舌触りに仕上がるそうです。

 

チア美咲のイチオシは「麩のからあげ」


店内に入ると、お麩がずらっと並んでいます。そして、お麩には生麩から焼き麩まで様々な種類があります。店内を眺めていると、必ずと言って良いほど「ご試食どうぞ〜」と声がかかり囲炉裏に案内されます。試食用の個皿には「ふかりんとう」と「麩のからあげ」がのっています。この2つの料理、文四郎麩のオリジナル商品であり、人気も非常に高い商品です。

中でも「麩のからあげ」に関して、実はお肉を使っておらず、お麩に生姜風味をプラスすることでヘルシーなからあげを味わうことができる嬉しい食べ物!これがとっても、美味しい!

 

おうちでもレンジで温めるだけで簡単に食べることができますのでオススメです:)

↑ 文四郎麩の人気商品 「麩のからあげ」10個入り ¥300

 

出会い」に喜びを感じているお店


文四郎麩は、実は全国区で紹介されることが多く、テレビ出演を何度も果たしています。皆さんもご存知、「秘密のケンミンショー」の番組スタッフさんが山形ロケの時によく立ち寄るスポットでもあるそうです。何度か立ち寄りを歓迎しているうちに、なんと文四郎麩の紹介をしたいとオファーを受けたそう、、!

また、旅館や学校給食にもお麩を使ってもらうことで、東根全体、山形全体、いや、日本全国どこに散らばっているか予想がつかない出会いを巻き込んでお麩の文化を広めたいという志を感じました。

私も目の前の出会いに丁寧に接して、いつか大きな出会いに巡り会いたいと感じた一日でした!

みなさんも美味しいものをたくさん食べたり、たまには出会いに目を向けたりしながら、どうかお体に気をつけてお過ごしください:)


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