猫から学ぶ人生哲学 |
ご無沙汰しております!
東北ウーマン編集部の車田です。
前回のコラム更新からだいぶ日が経ちましたが、第2弾、執筆いたしました。
皆さん、今年の夏いかがお過ごしでしたでしょうか?
私はといいますと大学が完全リモート授業ということもあり、実家のある福島県に帰省していました。そして8月頃まで思う存分実家暮らしを満喫していたのですが、ほとんど、いえ、文字通り一歩も外に出ずひたすら猫と戯れていました。
なので当初のテーマ『東北の良いところを独自視点で語る』は、残念なら今回お伝えすることができません。次回から頑張ります。
代わりといっては何ですが、今回は特別企画ということで猫にまつわる体験談をお話したいと思います。
■一人と一匹の基本生活
今年は前期の授業が完全オンライン化のため、私は実家でひたすら課題やチュートリアル活動等をしていました。
朝9時から夕方までリモート授業。
そして大量の課題。
加えてサークル活動などの授業外活動もあるため、平日のみならず休日のほとんどもそれにあてがっていました。(私のこなすスピードが遅いということもありますが)
そんな多忙な毎日の中、唯一の楽しみは視界の端に映る猫を観察すること。
観察といっても授業の合間などにボーっと眺めるだけですが、これがなかなか面白い。
茶色に縞模様の入った生き物が、生活に合わせて丸くなったり細長くなったりと、変形する姿は実に興味深いです。
普段一緒に過ごすことができないぶん、久しぶりに会ったプスプス(猫の名前)に私は夢中になりました。
そうして長期間、猫と衣食住を共にする中で、ある日突然気づいてしまったのです。
■癒しと学びをくれる生物それは猫
「はい、プーちゃん~ご飯食べるから避けてね~!」
ある日の夜、夕食の準備のためダイニングの椅子から追い出された猫。
しかし特に気にも留めていない様子で、隣の和室に行くと優雅にくつろぎ始めました。
私はその一部始終を見ていたのですが、当初は「猫ってなんであんなに余裕があるんだろう?見習いたいな~」とだけ思っていました。
後日、今度は2階の窓際で日向ぼっこをしてウトウトしている姿を発見。
その時、私はふと「猫ってお気に入りの場所をたくさん持ってるよな」と思いました。
実際、プスプスは広い一軒家の至る所にテリトリー(?)を所有しています。
ダイニングの椅子の上、和室の隅、観葉植物が置かれている窓際、寝室のカーテンの下、ソファの下…ect。
お気に入りの場所がたくさんあると何かいいことがあるのだろうか?
これを自分事化して考えてみました。
私は勉強をする際、家では集中ができないためよく大学や図書館、カフェなどに行きます。
その際、自分が気軽に行ける・知っている場所が大学のみだと、大学が休みの日は家しか選択肢がありません。(そして集中できず、後々猛烈に苦しみ抜く)
けれど、大学が休みでもその他の場所があればそこで勉強をすることができますね。
まったく苦しむことも焦ることもありません。
「もしかすると、そうすることで自分を守っているのか…?なんて賢いんだ…!」
そう気づいてからは生活が一変。
猫を観察することで次から次へと新たな発見がありました。
~その他猫から学んだこと~
・1人の時間を最優先
・五感を使って生活する
・暇でも遊ぶオモチャがなくても、自分で楽しみを作り出す
・ご飯は食べ過ぎない
(字数の関係からかなり割愛しています。)
■学んだこと:猫はすごい
お恥ずかしながら、これまで私は猫をただ『可愛い生き物』くらいの認識でしか捉えていませんでした。
でもそれは大きな間違いで、猫は可愛いだけでなく人生で大切なことを教えてくれる貴重な存在であることがわかりました。
何気に猫ってすごい生き物だったようです!
ちょうど今、この原稿を書いている私の隣で猫が寝ています。
かなりだらしのない恰好で寝息を立てていますが、周りの目を全く気にしていないその姿は何故か輝いて見えました。
案外人間は、少しくらい動物的な方が生きやすいのかもしれませんね。
終わりです。