鏡よ鏡 |
こんにちは、19歳3ヶ月のさくらです。
私が住む米沢では長く寂しい冬が終わりを告げ、春を迎えようとしています。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
春休みコラムということで、私の充実したワクワクライフを紹介したい気持ちでいっぱいなのですが、残念なことに昼に起きてバイト以外は外に出ないというニートっぷりなので今回は見送り、私がずっと書きたかった自分の恋愛やコンプレックス、それに関わる社会問題についてそれぞれかいつまんで自分の思うところを綴ろうかなーと思います!
拗らせ中学生
まず私は超超超超容姿コンプレックスを抱えた拗らせ中学生でした。(今思えば年相応ですが。)小学生の頃に男の子に容姿をいじられかなりのショックを受けた私。それから
毎日のように洗面所で繰り広げられる自分vs自分の睨めっこ。鼻の横に佇む膨らみを帯びたちっちゃなホクロや、ド近眼故に目が豆粒ほどの大きさになってしまう瓶底眼鏡。頬に散らばる思春期ニキビ。それを隠すためにマスクに依存しますが、それさえも男の子にマスクしたブース!と言われる始末。憂鬱な毎日を過ごしていました。
その中でも私が一番と言って悩んでいたのは恋愛ができないこと。男の子全員からブス!!!と思われ言われている気分だったし、馬鹿にされていると思っていました。(後者は大学生になった今でもたまに思う)嫌われていることがベースならそんなの恋愛どころではありません。自分の容姿に囚われずに自由に恋愛を楽しむ同級生が妬ましくてたまりませんでしたし、ダイエットサプリの広告で、痩せて彼にも喜ばれました♪みたいな宣伝されていると「どうして太っているのに彼氏がいるの!?そんなのおかしい!!!!」と怒り狂う毎日でした。トホホ・・・
今のわたしと気づき
高校生になり、コンタクトデビューや、コンプレックスだった顔の骨格に病名がついたのでその手術などを重ね、自分に対する周りの目が変わっていくのを感じます。生まれて初めての彼氏ができ、拗らせバイバイかと思いきやまだまだ続くコンプレックス。顔は多少改善されますが体型コンプレックスの発動。今思えば何ともないですし標準体型ですが当時の私は
「「「「こんな太った体じゃ絶対男の人に見せられない!!」」」」
と本気で思っていました。
そう、この腐った価値基準、これが私を苦しめていたのだとようやくハタチを前にして気がついたのです!
私は何年間も自分の思考と体を赤の他人に支配されていました。自分がどう思うかではなく、男性が私をどう思うか、それだけの価値基準でしか世界にたった一つしかない自分の体のことを考えられなかったのです。
女の子たちに降り注ぐ社会のメッセージ
男の子に認めて欲しい、かわいいって思われたいと悩む女の子たちは多いと思うのですが、そもそもなぜ、“認められたい”と思うのか、掘り下げていくと、家父長制に繋がっていくんじゃないかなと思います。
女性は男性の家に嫁入りし、夫に従い、経済的に依存して暮らしていく。昔だとこれが当たり前で結婚以外の生き方はないものとされてきました。つまり、男性に選ばれ愛されないと結婚できない=女は生きていけないという社会の刷り込みが、少なからずあるのではないでしょうか。プリンセスだって常に王子様を夢見て、出会って妻に選ばれるために待ってばかり!
認められたい、選ばれたい、と思われたいから女の子は外見を磨くのだと思います。
私も常に女として見られたい!こっちを見て!と焦っていたような気がします。幼ながらの生存本能でした笑
判断がつかない子供にそんなことを刷り込ませる社会なんて決してヘルシーじゃないし、時代に合いません。
私は子供たちにあなたの体、気持ちはあなただけのもの!誰にも価値なんか図れない唯一無二の素晴らしい贈り物だと伝えていきたいです。
社会を知ることは自分を知ること
こうやって社会の仕組みやメッセージを知ることで自分がいかに、無意識のうちに影響を受けているか知ることができます!(やっぱゥチらは社会的人間)また過去の自分を、あなたのせいじゃない、あなたの体のせいじゃないんだよと肯定した上で他人との境界線を引くことができます!
そして、知らないといけないというマインドでニュースを見るのではなく、ぜひ自分の経験や悩みと重ねてみてください!意外なリターンがあるかも!
私が自分の体にコンプレックスを抱えている人に伝えたいこと
あなたが今抱えている悩みは全て社会が仕向けたことであり、あなたの持つ顔、体のせいじゃない。そしてあなたの体はあなただけのもの、他人があなたを可愛いと思うか思わないか、性的魅力を感じるか感じないかなんていっさい関係ない!全人類みんなかわいいサイコーギャルマインドで生きてこ!ビッグラブ!