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プールの話をします。 それも小学生のころの話です。 まだ「水着が…」とか、「ちょっと二の腕にいらぬ肉が…」とか、そんな邪念のひとつもない時代です。
プールの授業をおえたあとの、国語の時間の思い出です。 クラスの友だち全員が、ぐったりしながらうける国語の時間。 プールで体力の3/4を使い果たした模様です。 教室がムシムシしていて、友だちは小籠包みたく、うっとりと眠たそうで。 そこに、風がカーテンを揺らしながらなびくのです。 わたしは、その光景が忘れられません。とろんとした小籠包に、なま暖かいけどさわやかな風がなびく光景です。 些細だけど立派な、このときの気持ちが、今までもこれからも私の夏なんだろうなと思います。永遠にもどれないあの時間の尊さを、なぜ、あのとき、大人は教えてくれなかったのか、それが一生の謎ですな。
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